日乗連、安全会議共同でCISM
講習会の実施を継続中;org,2005,03
安全会議、日乗連で、CISM事務局を構成し、「CISM BASIC COURSE
」、「CISM AVDANCE COURSE」の講習会を定期的に開催しています。
【講習会の目的】
US ALPA の活動を沿った形で、
PSV (Peer
Support Volunteer )を養成し、
PEER (仲間で)SUPPORT(支え合う)体制の充実により
*ストレス反応による様々な障害に対し、専門家に委ねる以前での職場復帰可能とする。
*必要時には専門家へ橋渡しが出来る。
事を目指し、そのための講習会実施、及び、ネットワークを作ることを目指しています。
(用語の説明)
*CIS (CRITICAL
INCIDENT STRESS ):緊急的な事態で感じる心理的ストレス
*CISM (CRITICAL
INCIDENT STRESS MANAGEMENT ):CIS をコントロールする手法
*PSV (Peer
Support Volunteer ):PEER (仲間で)SUPPORT(支え合う)体制
【先行するUS ALPA の活動の簡単な紹介】
1988 年、「アロハ航空B737 で操縦席後部が吹き飛んだ事故」時の副操縦士で、現在機長のMimi
Tompkins さんは事故後PTSD に悩み続け、その後5 年をかけて事故ストレスの軽減を立案しました。
(立案した活動)
²
米国のICISF という協会の教材を元にストレス対処を教育し、
²
ストレス反応による様々な障害に対し、
Ø
専門家による診療行為以前での職場復帰を可能とするため、
Ø
又は必要時には専門家へ橋渡しするための、
職場でのボランテア(PSV
;Peer Support Volunteer )を養成し、受講終了証を発行し活動しています。
アメリカでは、既に航空会社の数社がこのプログラムに参加しています。
*ICISF ;Jeffrey Mitchell 博士とGeorge Everly 博士によって設立された組織
(International Critical Incident Stress Foundation)
Mitchell 博士は1982 年ワシントンで、ポトマック川に墜落したAir Florida 事故に遭遇した救急隊員です。
事故後、救助を求める被害者が、目の前で沈んでいくのにどうすることも出来なかったことがストレスとなり、
救急という職業に無力感を抱き、救急隊からの退職者の続出を経験した。
その後、心理学を学び、これらの経験を生かすためICISF を設立した。
【私たちが実施している講習会の概要】
US
ALPA が実施する同様の講習会は、日程を2 〜3 日とした時間設定ですが、日本での組合活動としての取り組みでは時間的制約があり、1 日コースとして実施しています。
北里大学精神内科の堤先生と、カウンセラーの中濱さんに講師として参加して頂き、以下のプログラム内容で実施し、参加者全員の熱気で一杯の一日となっています。
《CISM セミナーのプログラム》
1 、 CISM セミナーに至る経緯紹介;活動経緯とハワイでのCISM
受講状況の報告
2 、 堤先生、中濱先生によるCISM
講話
l
何故、この取り組みが必要なのか。
l
専門医とPSV の役割分担、会社と組合の役割。(特に仲間としての組合の役割)
l
実際の症例や、その対応方法
l
航空以外での実例や実態の報告
3 、 ロールプレーイングによるケーススタデイー
4 、修了書の発行贈呈
【堤先生の講演内容の簡単な紹介】
l
CIS は異常事態での正常な反応であり、インパクトを如何に小さくできるか。
l
このストレス状態では「傷つき易さ」が増大さ、何気ない一言が傷つける。
l
ストレス症状の発症は時間が経ってから出てくる。
l
航空業務に携わる人達は、ストレスを被る機会が多い。
l
自分たちでやること大切であり、救援者もストレスがある。
l
CISM の効果は半数以上の人に、将来に亘り効果がある。
【今後の方針】
堤先生からは、「相談者からの信頼を得るためには、活動を開始することだけでは駄目であり、続けることが重要になる。」と言われています。
今後は、活動参加の輪を広げるための講習会を、可能な限り、定期的に継続実施していく予定です。
「企業の枠を超えた、組合員の皆による職場活動を」と考えています。皆様の積極的な参加を希望します。
以上